2010栽培日記(収穫)

【2010/04/24】

やはり今年もアブラムシの被害が拡大してきました。本日はプランターの隣り合ったところ(写真左)の茎が異様に伸びていたので、向きを変えて(写真中央)、茎の先端をアブラムシごと剪定しました。これ以上被害が拡大する前に収穫したいんですが、今のところ一番大きな莢が10cmです。

【2009/05/15】

いよいよ収穫です!例年だとGW頃に収穫できるんですが、今年は暑くなったり寒くなったりと気候が不安定だったので生長に影響が出たのかもしれません。5月中旬になってしまいました。空豆の背丈は、途中で剪定したにもかかわらず80cmを超えてきました(写真中央)。大きく垂れ下がった莢も14cmになり(写真右)、収穫するにはちょうど良い大きさなんですが、他にはまだ、イマイチな大きさの莢もあります...

4月初旬まであまり害虫の被害に遭っていなかった今年の空豆栽培ですが、ここ数日で急速に被害が目立つようになってきました。いつものように「もうこれ以上続けられません...」といった感じです。写真左は葉っぱがスカスカになっています。過去に枝豆でこうなったときは小バエがたくさん発生しました。写真中央はテントウムシの幼虫です。写真右には小さなシャクトリムシがいます。

そーゆーことで、できればもう少し莢を大きくしてから収穫したかったんですが、数回に分けることなく本日全て収穫してしまいました。それでは今年の課題であった、5苗群と3苗群のガチンコ勝負の結果を発表したいと思います!

5苗群の収穫結果は、44莢93豆)でした。1苗あたりの収穫率は、8.8莢18.6豆)/1苗です。豆の重さは、3.14g±0.78でした。ほとんどの莢が収穫できる大きさになっていて、垂れ下がっているものが多かったです。

3苗群の収穫は、30莢69豆)でした。1苗あたりの収穫率は、10.0莢23.0豆)/1苗です。豆の重さは、2.93g±0.65でした。もう少し待てば収穫できる大きさになるのかなぁと思われる莢が10個ほどありました。残して後日収穫しようと思いましたが、その中でも大きめのものを収穫してしまいました。ただ、開けてみるとやっぱり豆は小さかったです…

両群合わせて74莢162豆)/8苗となり、収穫率は9.25莢20.25豆)/1苗でした。この収穫率は、2006年の5.33莢(8.83豆)/1苗、2007年の8.00莢(16.57豆)/1苗、2008年の3.38莢(4.94豆)/1苗、2009年5.00莢(9.27豆)/1苗と比べて非常によい結果となりましたが、収穫できた豆の大きさが3.0g前後であっため結果の信憑性に欠けるところがあります。

別の企画でなんですが、スーパーで売られている市販の空豆の重さが、3.92g±0.79だったんで、昨年からの持ち越しの課題ではありますが、せめて4.0g以上の豆を1個としてカウントした方が分かりやすいのではないかと思われます。

まぁ、それはそれで... 肝心の5苗群と3苗群のガチンコ勝負の結果なんですが、上記のとおり収穫率では3苗群に軍配が上がりました(10.0莢(23.0豆)/1苗【3苗群】>8.8莢(18.6豆)/1苗【5苗群】)。しかし、豆の重さの平均では5苗群に軍配が上がり(3.14g±0.78【5苗群】>2.93g±0.65【3苗群】)、統計学的(Unpaired-Student'st-test)に危うく有意差が出てしまうところでした(p=0.0674)。

今年のプランター栽培は、豆の育ちが悪く、味の方も期待していたほどではありませんでした。今回、終わってからふと思ったんですが、なんだかんだ言って毎年収穫を1日で終わらせてしまうので、今後は収穫時の大きさを揃えるために、生長の遅れている小さな莢は早めにもぎ取ってしまい、4.0g/1豆オーバーを目標として、期待の莢に栄養を集中させようと思います。